学校長あいさつ

学校長 齋藤 誠

本校は、看護の専門職を育成する男女共学の専門学校として平成8年(1996年)に創立されました。3年間の勉学期間を通じて、看護専門職として必要な知識・技術、そして高い職業意識と人間性を身につけられるように、きめ細かいカリキュラムと学習環境を整えています。

現在の医療現場ではほとんどの病気に対してチームで対応し、患者を中心に多職種が診療にあたります。看護師は常にその最前線で患者に接します。そのため看護師には、知識・技術の習得の他、心身ともに健康であること、さらに患者、その家族のみならず多職種間での高いコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力は、学校生活の中で明るく切磋琢磨の日々を送る事によって徐々に身についていきます。

3年間の勉学期間の中では、勉学に関連して様々な困難な状況が生じることがあります。そのような時、本学の教職員は学生との対話を密にし、親身になって心身の健康の問題から勉学の習得に関して支援していきます。

本校の校歌「いのちとともに」のキーワードは、いのちのふしぎ、いのちのしくみ、いのちのおもさ、いのちのちからです。看護の勉学には奥深いものがあります。皆さん、笑顔とコミュニケーションにあふれる本学で、地域社会に貢献できる看護師をめざして勉強をはじめてみませんか。

学校概要

1 教育理念
生命に対する畏敬の念をもち、豊かな人間性を養い、地域住民の暮らしを支えることのできる看護師を育成する。
2 教育目的
人びとの生命(いのち)と生活を守るため、進展する医療や地域社会のニーズに対応できる温かな心をもった看護実践者の育成を目的とする。
3 教育目標
  1. (1)対象を身体的、精神的、社会的に統合された存在として理解することができる。
  2. (2)対象に関心を寄せ、その人らしさを尊重し、対象の心に働きかけることができる。
  3. (3)科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な基礎的能力を身につけることができる。
  4. (4)あらゆる健康状態の変化に応じて、必要な看護を対象に合わせて実践することができる。
  5. (5)専門職業人を目指す人としての自覚をもち、倫理に基づき行動することができる。
  6. (6)保健・医療・福祉チームにおける看護師の役割や責任を理解し、多職種と共にチームメンバーとしての責務を果たすことができる。
  7. (7)地域や社会に関心をもち、自己のもてる力を差し出すことができる。
  8. (8)看護師として自らの課題に気づき、成長し続けるよう主体的に取り組むことができる。
4 ディプロマ・ポリシー(卒業認定・専門士授与に関する方針)

所定の課程を修め103単位の単位取得条件を満たした上で、次のような目標を達成したものに専門士を授与する。

  1. (1)その人らしさを尊重した看護を実践する力
    1. ア 身体的、精神的、社会的に統合された存在として理解することができる。
    2. イ 対象に人間的な関心を寄せ、関係を形成することができる。
    3. ウ 対象のもてる力を最大限に引き出すことができる。
  2. (2)科学的根拠に基づき、対象に合わせた看護を実践する力
    1. ア あらゆる発達段階・健康の段階にある対象に合わせて実践できる。
    2. イ 臨床判断のための基礎的能力を身につけることができる。
    3. ウ 安全・安楽・自立/自律に留意した看護実践ができる。
  3. (3)保健・医療・福祉チームの一員として看護を実践する力
    1. ア 倫理に基づき、誠実に行動することができる。
    2. イ あらゆる場において、看護師として自己のもてる力を差し出すことができる。
  4. (4)看護師として自己成長できる力
    1. ア 自分自身を知り、自らマネジメントすることができる。
    2. イ 自己の課題に主体的に取り組むことができる。
    3. ウ 目標に向かい、前向きに粘り強く取り組むことができる。
5 カリキュラム・
   
ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

教育理念に基づく教育目標やディプロマ・ポリシーを達成するために、必要な教育課程の編成と授業科目の内容及び教育方法について、基本的な考え方を以下の通りに定める。

本校のカリキュラムデザインは漸進型として、学年の進行とともに系統的、かつ発展的に学べるように構成した。

看護の専門職業人として必要な知識・技術・態度を修得するために、3つの科目群「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」とし体系的に編成した。講義、校内実習、そして臨地実習へと段階的に学習が深められるように構成し、さらに、臨地実習で経験したことを活かして授業に反映できるように展開する。校内実習ではシミュレーションを用いて臨床に近い状況を設定し知識と技術を統合する。

  1. (1)主体的に学ぶ力を育むために、授業ではプロジェクト学習、協同学習を中心としたアクティブ・ラーニングを取り入れる。また、経験から学び、リフレクションを通して、自らの課題に気づき、看護師として自己成長できる基盤をつくる。
  2. (2)臨地実習は、保健・医療・福祉チームの一員として参加し、チーム内の連携・協働の重要性について実践を通して理解できるように進める。個別目標の設定等主体的な取り組みを行い、振り返りから次に活かせるようにする。また、経験をもとに学べるように、実習指導者及び指導教員から助言を受け学修を進める。
  3. (3)学修成果の評価は、授業科目の目的・目標に合わせて筆記試験やレポート等で適正な評価を行う。加えて、臨地実習を中心に、ルーブリック評価を用いることで到達度を可視化し、自己教育力を育む。
  4. (4)授業成果や授業過程の評価を活用することで教育方法の改善につなげる。
6 アドミッション・
   
ポリシー(入学者の受け入れに関する方針)

教育目標達成に向けて次のような人を求める。

  1. (1)看護師になって働きたいという明確な意思をもつ人
  2. (2)人に関心を持ち、人との関わりを大切にできる人
  3. (3)目標に向かい、自ら学び誠実にコツコツ努力できる人
  4. (4)自己の生活を整え、心身共に健康管理できる人
  5. (5)看護学を学ぶための基礎学力を有している人
職員数 (令和4年4月1日現在)
役 職 人 数 備 考
学校長 1 西尾市民病院 診療情報部長兼任
副学校長 1
教 員 14 会計年度任用 職員(教員)含む
事務職 5 会計年度任用職員 (司書・教務事務職)含む
講師数 (令和4年4月1日現在)
外部講師
54
内部講師
37 西尾市民病院などからの派遣
学校運営評価結果
教育の質の向上及び学校の設置目的の達成のため、学校教職員が自ら評価を行う「学校運営評価」を実施しています。

大学等における
修学の支援に関する情報の公表

アクセス

名鉄電車をご利用の場合
  • 「桜町前駅」下車…徒歩10分 急行・準急・普通電車 停車
  • 「西尾口駅」下車…徒歩5分 普通電車 停車
  • 「西尾駅」下車……徒歩20分 特急・急行・準急・普通電車 停車
名鉄東部交通バス・
六万石くるりんバスをご利用の場合
  • 「西尾市民病院(市民病院)」下車…徒歩5分
  • 「西尾口駅」下車…徒歩5分